善悪の彼岸

ノリと勢いでフランスに来たエンジニアが個人開発や好きな哲学、フランス生活について書くブログ。

フランス西側周遊貧乏旅④~遂に憧れのモン・サン=ミシェルへ~

本日のパリは雪である。朝から降り始め、午後には大雪になった。しかし意外と交通機関は通常通り動いており、みんな普通に通勤している。(ちなみにホストマザーは今夜もお泊りでお出かけらしい。どうなってんだよまじで。)

雪はこんな感じ。粒が大きくて重い。パリのあらゆる汚え落とし物からできていると考えるとあまり触れたくない。

授業の休憩時間にスマホを窓に貼り付けて動画撮ろうとする
クラスメイトの中国人インスタグラマー。
我がクラスでもっとも自由な奴である。

さて、本題の旅行記4日目である。

 

行くぜモン・サン=ミシェル

予想以上に素晴らしかったフージェールの余韻もつかの間、4日目はレンヌからモン・サン・ミッシェルへ向かった。

 

レンヌからモン・サン・ミッシェルへはKeolisArmorが提供する観光バスで行ける。行き帰りで25ユーロである。

https://www.destination-montsaintmichel.com/?uuid=e20e9b4b-3fcd-4002-b137-cc19640aba67

 

行きは8:45と12:45発のバスが選べて、帰りは17:00発のバスである。私達は8:45ので行ったが、観光時間的にちょうどよかったと思う。

バス乗り場に行くと、日本人がたくさんいてびっくりした。レンヌの街を歩いてても一人も見なかったのに。最早レンヌ中の日本人が集まっているんじゃないかという勢い。やはり、モン・サン・ミッシェル、大人気である。

 

着いた

1時間半弱バスに揺られ、モン・サン・ミッシェル近くのバス停に到着した。近くに観光案内所があり、そこで島中央の修道院に入るチケットが買える。修道院の入口でも買えるが、めちゃくちゃ並ぶため、この観光案内所かオンラインで予め買っておくのがおすすめである。

 

観光案内所の中にはちょっとした展示もあった。模型の中央あたりに私達がいるバス停と観光案内所があり、モン・サン・ミッシェルには無料のバスか徒歩で向かう。

野鳥や蛙などの自然の音を聞ける展示が面白かった。左右にある丸いマークに肘を乗せて、手で耳を塞ぐと音が聞こえる。多分骨伝導イヤホンと同じ原理。

徒歩でモン・サン・ミッシェルへ向かう

観光案内所からモン・サン・ミッシェルへは徒歩か、無料の送迎バスで行くことができるが、景色をちゃんと見たかったので徒歩で向かうことにした。

 

原っぱしかない中をとにかく歩く

見えてきたぜモン・サン・ミッシェル~。この彼方に見えるモン・サン・ミッシェルが一番感動した。

おお~よく写真でみるやつ~

でけえ。勝手に修道院だけが海に浮いてるイメージだったけど、実際は街が一つ浮いてる感じだった。中世にどうやって建てたんだこんなもん。

島内はテーマパークのよう

モン・サン・ミッシェルは中世にできた修道院と聞いていたので、キリスト教の聖地として厳格な感じなのかなぁと思っていたのだが、入ってみるとめちゃくちゃ観光地化していて驚いた。

修道院に続く参道。両サイドにたくさんのお土産屋さんやレストランがある。なんか既視感があるなと思ったら江の島に似ている。

お土産屋さんで売ってた模擬刀剣。かっけえ。ワンピースのコスプレに良さそう。

縦や兜も売っていた。個人的にフランスのお土産屋さんで買えるお土産って日本のよりつまらないものが多いと思ってたんだけど、モンサミシェルは各お店にそれぞれ個性があって面白かった。兜はまじで買うか迷った。

修道院

島中央にある修道院に向かうため坂道を登っていく。

修道院入口前。ここからは有料。正直10ユーロ払って修道院入らなくてもその手前だけでだいぶ楽しめるなと思った。

右側はこれからチケットを買う人の列。予めチケットを買っておけばこの行列をスキップできるので事前に買っておきましょう!ただ、修道院内を説明してくれるARガイドを体験したい場合は、右側の列に並んで追加料金を支払う必要があるかも。

修道院見学

修道院は3階層になっていて、上の階層から順番に見学していくようになっていた。

修道院のてっぺん。やっぱなんか遠くから見た方が綺麗に見えるんだよな。何でも外側から眺めるだけの方が綺麗ということだろうか。

モンサミシェル頂上からの眺め。広大な湿地帯と田園。まじで平らやこの国。

一番下の階層にあった屋内庭園。

特に何かあるわけではなかったが、撮った写真。なんかこう城の中からちょっと空が見えるって良くない?ワクワクしちゃうぜぇ

モンサミシェルの中の墓地。ここで修行したたくさんの修道士達が眠っているらしい。

サンドイッチなどを持ってきて食べている家族等も沢山いた。フランス人は倹約家が多い気がする。

島内のレストランで昼食

無事修道院の見学も終えたので昼食を取ることにした。モンサミシェルといえば、ふわふわのオムレツが有名だが、どのレストランでも60ユーロ(1万円くらい)ほどで流石にランチで払える金額じゃなかったので諦めた。結局、島内でも割と安めのレストランに1時間半ほど並んで、ガレットを食べた。

卵とハムのガレット。多分15ユーロくらい。この旅2度目のガレット。

さよならモンサミシェル

ここまでで16時くらい。最後にお土産屋さんに寄って、また40分ほど歩いてバス停に戻ったのだった。

兜を諦めきれずもう一回お土産屋さんに寄ったが値段と重さにより断念。

やはり外から眺めるのが一番美しい。ありがとうモンサミシェル、また来たい。

帰るのが悲しくて何度も撮ってしまうのだった。

次回に続く。