善悪の彼岸

ノリと勢いでフランスに来たエンジニアが個人開発や好きな哲学、フランス生活について書くブログ。週2更新。

寝転び勉強のススメ(英語編)

よくTiktokで、めっちゃ勉強頑張ってます的な動画が上がっている。

 

なんか死ぬほど書き込まれた大量のノートと共にエモい音楽かブルーロックの名台詞が流れるやつ

実際この人たちは凄い頑張ってるんだろうし、勉強に取り組む姿勢は素晴らしいと思うのだが、なんかもっとこう勉強ってどんな形でもいいんじゃね?と思う。何も椅子に座って、机の前でノートにガシガシ書き込むだけが勉強じゃないだろう。

 

特に私なんかスマホ大好き依存症人間なので、英語の勉強なんかはほとんどスマホでやっている。しかもベットに寝転びながらである。(あとランニングしながら)机の上で参考書を開くとなると途端にだるくなってしまう。けど最近は別にスマホでやってようが、机の前でやってようが、同じように勉強は勉強だし、むしろ「机の前でやらなきゃいけない!」とハードルを上げて勉強しなくなるよりは、寝転んでいようが勉強してた方がいいんじゃないかと思っている。というわけで今回は私がやっている寝転び勉強法(?)について紹介しようと思う。ポイントはいかにダルくないかである。ちなみに対象は英語学習とする。

 

リーディング:BBC Newsを読む

www.bbc.com

リーディングはBBC Newsをスマホで読んでいる。大体一日30分。一記事読むだけである。英語の小説とか本を読むでもいいと思うし、私も挑戦してみたのだが、終わりが見えなくてしんどくて辞めた。ニュースであれば自分が好きなトピックを選べるし、一記事の文量もたかが知れている。特に最近は、ウクライナ戦争の記事や、それに対するEUのスタンスの記事を読んでいる。一応フランスに住んでいるので、関係がないことではないと思うとちゃんと読もうと思えるし、日本のニュースサイトよりも情報が速いことが多いので良い。また、BBC Newsはどんなトピックの記事でも基本無料なのがありがたい。ChromeやBraveなどのブラウザでは選択した箇所だけ翻訳もできるので、単語の増強にもなる。

 

単語:WordUpアプリをやる

www.wordupapp.co

 

単語はWordUpというアプリを使っている。WordUpについてはまた別にオススメ記事を書こうと思うが、iknow等と違って無料なのと、単語の意味を4択から選択するだけという気軽さが良い。およそ20000語収録されていて、その20000語がよく使う順に並んでいて、順番に覚えていくというシステムである。

 

こんな感じで単語の意味を選ぶ。全ての単語に相当するイラストがついているのもとても良い。

iknowやDuolingoと違い、英語を英語で学ぶアプリなのでその点少し敷居が高いかもしれないが、単語の意味そのものは日本語で確認できる。

また、私の場合はIELTSを受けるので、イギリス英語のイントネーションを学びたいのだが、Word Upであればイギリス英語とアメリカ英語のアクセントを切り替えられるので良い。

 

こんな感じで20000語の単語を使う順に覚えていく。画面がちょっとGitっぽい。

トーキング:ChatGPTとしゃべる

会話練習はChatGPTを使っている。ChatGPT Plus(月3000円くらい)に入っているとアプリ版のChatGPTで、「高度な音声モード」というのが使え、これがめちゃくちゃ精度が高い。フランス語だろうが英語だろうが、全く問題なく会話ができる。言語の切り替えも自由自在で、例えば英語で話してるときに「◯◯って日本語でなんていいますっけ?」と日本語で問いかけるとその部分だけ日本語で返してくれる。正直これだけでもChatGPT Plusに入る意味があるレベルである。DMM英会話等と違って、予約する必要もないし、タッチ一つで会話をスタートさせられるのも寝転び学習的にポイントが高いところである。AIとの会話はお題に困ることがあるが、この「高度な音声モード」の場合、スマホの画面共有ができて、スマホに映ったWebページなどの内容に沿って会話を進めることができる。なので、私は前述したBBC Newsの記事の画面をChatGPTに共有して、その記事についての意見を交換するようにしている。まじでこのAI会話オススメである。他のAI系英会話アプリも何個か使ってみたが、私は結局ChatGPTに落ち着いた。

 

ChatGPTアプリで右下のボタンから「高度な音声モード」が使える。

スマホのスクリーンをChatGPTに見せて、その内容について話したり、カメラで映っているものについて会話したりできる。英語だろうがフランス語だろうがOK。もはや英会話いらんかもしれん。

 

音読:瞬間英作文アプリで音読

音読は、少しでも毎日続けたほうがいいというのをYoutubeで見てからというもの、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」という有名な本のスマホアプリ版をやっている。これも一日15分。

とにかく画面に表示される例文を音読していく。

中1レベルの単純な文章からひたすら音読していく。

順番に音読していくことで中1から中3レベルの文法を復習していくことができる。

こんな感じで中1から中3レベルの文法を音読を通して復習できる

大体2ヶ月位続けているが、なんとなく文章を組み立ててから発話するのが少し速くなった気がする。「頭でわかっている→無意識レベルで理解して使える」までレベルアップさせるのに音読はとても重要な気がする。

リスニング:BBC 6 minites Englishを聞く

最後、リスニングはイギリスBBCYoutubeで公開している6 minites Englishを毎日1つ必ず聞いている。ほとんど毎日更新されるのと、健康、テクノロジー、生活習慣、医療など非常に多岐にわたるテーマで英語が聞けるのでとてもオススメである。私はランニング中に聞くようにしている。

 

www.youtube.com

 

ちょっとずつやるだけでもそこそこの勉強時間になるし楽

それぞれの勉強をベッドに寝転びながらだったり、電車等のスキマ時間でやるだけでそこそこ勉強時間が確保できる。単語15分、音読15分、ChatGPTと会話30分、BBCNewsのリーディング30分、BBCNewsのリスニング10分やって2時間弱くらい? スマホSNSを見る時間と置き換えれば結構確保できるんじゃないかと思う。大事なのは継続であり、机で勉強するのが嫌いな私みたいなタイプの方にはこのスマホを使った寝転び勉強法をオススメする。以上。