私はフランス語A2(初心者)レベルだが、フランス語で提供される大学院のデザインコースに通っている。入学したときは先生が本当に何言ってるか分からなかったし(今も分からんけど)正直1単位も取れる気がしていなかった。だが、結果的にはクラスのなかでも上位の成績で最初の半年を終えることができた。確かに自分なりに頑張ったが、恐らく入学したタイミングが3年前だったら私は1単位も取れなかっただろう。AIの発展が全てを変えた。今日の留学のハードルはAIによってかなり下がっていると思う。今日は私のAIの使い方を紹介しようと思う。
とりあえず最初の6ヶ月はリアルタイム翻訳AI、Nottaに頼る
1年前くらいからリアルタイム翻訳ソフトウェアがかなり実用に耐えるレベルになっており、ギリギリ授業の内容についていけるレベルになっている。私が使っているのはNottaというソフトで、フランス語をリアルタイムで日本語に翻訳している。翻訳には10〜20秒ほどのラグがあるが、授業の内容が分かるようになるだけマシである。また、授業内容をあとからAIで要約もできるので復習にも役立っている。年で5万円ほど払っているが、全然元は取れる。
一方でリアルタイム翻訳に頼りきりだと一生懸命話を聞き取ろうとしなくなるので、当たり前だがリスニング能力が伸びない。また、騒音がひどかったり、多人数の議論ではほぼ役に立たない。特に議論中は翻訳ラグが致命的である。なので、最近は翻訳は裏で回して、あまり見ないようにし、極力自力で聞き取ろうとしている。
フランスの制度等を調べるにはPerplexity
Perplexityはリファレンス付きで回答してくれるGoogleのAI版のようなツールだ。しかし、こいつが本領を発揮するのは他文化圏の情報について聞きたいときである。こちらが知りたい内容を他言語に翻訳してググってくれるのだ。特に医療システムや郵便システムなど、日本人から理解しにくいシステムや、そもそもどういうキーワードでググればいいか分からないことはperplexityに聞くと一発で教えてくれるので非常に有用だ。その国に住んでいる人にとっては当たり前だが、外国人には分からない文化を詳しく教えてくれるのでとても助かっている。以前帯状疱疹になった時に薬局で処方できる薬の範囲やフランスの医療システムについて知るのに非常に有用だった。
原書読め系の課題はGoogleNotebookLLM
フランス語のドキュメントをここからこのページまで読んできてねという課題はあるあるだ。一番いいのは辞書を引きながら自分で読むことだろうが、如何せん課題は多いのでそんな時間もない。次点でChromeでpdfを開き、1行ずつ翻訳していくやり方。私は基本この方法でドキュメントを読んでいる。しかしそんな時間もないときや異常に文章が長い時、テスト対策にはGoogleNotebookLLMが最高だ。関係するドキュメントを全部突っ込めば、そのドキュメントの内容について教えてくれる。全体の要約もできるし、自分の読みたい章を指定して要約もできる。しかもすべての情報の参照元を辿れるのでとても便利である。これが無料なのマジやばい。
プレゼンづくりや、フランス語での文章の作成はGemini
1ヶ月ほど前まで私はChatGPTに課金していたが今のGeminiがとても優秀なので解約してしまった。イラスト付きの洋書などを読む際、翻訳しても何を言っているかよく分からない事がある。そんなときはSniping toolで本のスクリーンショットをGeminiに投げて内容を教えてもらう。また、自分が書いたフランス語の文章を添削してもらったり、フランス語で発表しなければいけないときにスライドに載せる文言を考えてもらうこともできる。なんならスライドそのものを作ってもらうこともできる。フランスではAIを授業の課題に使うことは禁止されておらず、私はガンガン使っている。
ここで紹介したAIはNotta以外全て無料である。なんて時代だ・・・。特にリアルタイム翻訳は本当に革命的で、これが登場する前だったら私の海外生活は詰んでただろうな。最近はARグラスでリアルタイム翻訳をサポートしているものがたくさんあるらしいので、そちらも機会があったら使ってみたい。ただ、もちろんAIの力に全て頼り切ると語学力はあがらない。まぁ使い方によるけど。またAIを使ってることが他人からあからさまに分かったり、露骨にリアルタイム翻訳を使っていることが知られるとよく思われないこともあるので注意が必要である。あくまでAIは語学力がつくまでの一時しのぎとして使うのが良さそうである。