善悪の彼岸

ノリと勢いでフランスに来たエンジニアがフランスでの生活について書くブログ。週2更新(なるべく)。

知識を内面化しないといつまで経っても俺はダメ

私の知り合いに年収うん千万を稼ぐフリーランスエンジニアの方がいる。縁があり継続的に少しご指導いただいているのだが、驚くことに彼は開発にAIをあまり使わない。今どきAIをフル活用しないエンジニアなんて淘汰されるというのが大方のネット上の意見だと思うが私が観察する限りそうなのである。別に毛嫌いしているわけではなく、エラー時の解析などには使っているが、保守性が崩れたりセキュリティへのリスクが高いことからAIにフルでコードを書かせることはしていないらしい。

 

しかし開発が異常に速い。私が8時間かけてやることをマジで10分くらいでやれる。なんでこんなに早いんだろう?と観察していると一つ気づいたことがあった。

 

全ての知識が内面化されている

例えば私がコードを書こうとすると、こういう時どうやって書けばいいんだっけ...、どうするんだっけ?とすぐ躓いてしまい、既にあるコードをチェックしたりAIに聞いたりする時間が頻繁に発生する。しかしその人の場合は手に迷いがない。どういうコードを書けば何ができるか?、どこに何が書かれているか?が全て頭に入っているのでスラスラとコードを書き続けられる。何の邪魔も入らずに的確な場所に的確なコードを書いていけるので開発速度が速い。当たり前だ。

 

私はAIに知識を外部依存している

対して私は、知識を内面化できていない。都度AIに聞くので、知識をAIに依存している。まず、いちいちAIに聞くのでテンポが悪い。どうせまたAIに聞けばいいやと思って覚えようとしない。そして知識がこちらにないので、AIが言っていることに頷くことしかできない。もし、間違ったコードがAIから出力されていても私に知識がないのでは判断のしようがない。

 

結局知識を内面化してないと速度は上がらないし判断もできない

 

結局、自分の頭のなかに必要な知識が入っていて、それを使って即アウトプットできるのが一番速い。考えてみれば当たり前である。そんな人がAIを使ったら、脳内の知識をもとに正しい言語化ができるので、その生産性は何百倍にもなるはずだ。結局何をするにしても必要な知識は自分の頭のなかに入れておかなきゃいけない、つまり勉強して理解して覚えなきゃいけないってことだ。AIに都度聞くのではなく。

 

語学も一緒

 

今私はアホみたいにAIを使って授業をこなしているが、AI翻訳を使って理解しているようじゃあ一生フランス語は話せるようにならないし、フランス社会には溶け込めないだろうなと薄々気づいている。しかしAIは麻薬みたいなものでどうしても不安になって使ってしまう。だが、AI翻訳も万能ではなく、十数秒のラグはあるし、いろんな方向から同時に喋られてたらお手上げである。結局、フランス語を脳で理解して、即言葉を紡ぎ出せるようにならないと一生議論には参加できないし、そのためには地道な勉強しかない。

 

 

じゃあどうしたらいいか?

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以前アメリカで医者をやっている方が勉強法について語った動画のなかで、自分が勉強した知識を白紙に書き出すという勉強法が最も効率がいいという話をしていた。アクティブリコールというらしい。これはまさに知識が内面化されているか?をテストすることになるわけで最近私もフランス語の勉強に取り入れている。かなり頭を使うので疲れるが、必要なことなので仕方ない。

AIを使うようになって結構経つが、自分が馬鹿になっているのか賢くなっているのかよくわからない。ただ、AIも所詮ツールであるのでなるべく自分が賢くなるように使いたいところである。

 

追記

T-wadaさんも同じこと言ってた

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