善悪の彼岸

社会人5年目、ものづくりと哲学と研究が好き

MakerFaireTokyo2023に出展したらクソ楽しかった話

10/15, 10/14に東京ビッグサイトにて行われたMakerFaireTokyo2023にあいらぼ*として出展してきました! 5年前くらい,大学生の時にお客さんとして行ったっきりだったんですが,今回初めて出店してみたら100倍楽しかったので感想

展示した作品

あいらぼ*というサークルで出展しました。

makezine.jp

私は、人類ギャルゲー化ARグラスという作品を展示.このARグラスを被ると周りの人間の顔が↓な感じで美少女(?)になるという夢のデバイスです。ほかにもイケメン化モード、おばあちゃん化モード、おじいちゃん化モードも搭載してます。

展示した人類ギャルゲー化ARグラス
ARグラスから見える映像の例、StableDiffusionのi2iでリアルタイムに画像を生成し、重ねてます

仕組み等、詳しく知りたい方はこちら

chamekichi.hatenadiary.jp

そのほかにも、クナイ型デバイスを使って赤外線を使ったシューティングゲームができる新感覚忍者シューティングXSA、VR空間をスリッパ型のデバイスで探索できるSlipperXも展示してました。

中央がXSA,右がSlipperX

また、会場の外でXSAの体験会も行い、たくさんの子供たちとその親御さんたちや大学生にXSAを体験してもらいました。子供たちから大人気で何回も遊びたいと並ぶ子も

XSAの体験会の様子、一人一台クナイデバイスを持ち、3VS3のチームに分かれて戦います

参加してよかったポイント

自分の作品を他人に見てもらえてうれしい

  • 開場して5分くらいで見に来た男女混合の大学生の集団が,私のARグラスでお互いの顔を見あって,爆笑してる姿を見て本当に作ってよかったと思えました。
    人類ギャルゲー化ARグラスで変換された顔を見て笑ってくれてる方々。うれしい・・・
  • 通りがかったお客さんが,変換された顔を見て,クスっと笑った後に話を聞きにきてくれるの最高
  • 世界観に共感してくれた人と,「ギャルゲーのテキストが表示されたらもっと面白いですよね?」「まじそれ」「これはディストピアですわ・・・」みたいな会話をするのも最高。
    • 一人,これ展示の中で一番すごいんじゃね?と言ってくれてめっちゃうれしかったです。
    • ブログを読んでくれてる大学の後輩も見に来てくれてうれしかったです

ほかの人の作品を見るのが楽しい

  • 自分も作ってるからほかの人の作品がどんなにすごいかよくわかりました。というかみんなすごすぎる。本当に趣味か・・・?

声の大きさによってLEDの光り方が変わるサイバーマスク。超カッコいい。M5Stackの内部バッテリーだけでも30分点灯できるとのこと。俺も作りて~

ARグラスも一緒につけてもらった図、サイバーパンク2077の敵キャラにいそう(失礼)

自作蒸気機関車、すごすぎて言葉がでない

  • 何を作ったか?で語る健全な文化がある
    • 正直,職業も名前も知らないけど,作ったものはわかる
    • 色んな社会的なものを飛び越えて,作ったもので語り合う最高の文化がMaker Faireにはある
    • めっちゃいいですね!ちなみに私はこんなもの作ってます!みたいに言い合えるのが最高

一人で自作ホバークラフトを作ってる方。実際に乗れるし走れる。現在9台目らしい。頭おかしい(誉め言葉)

いろんな身体拡張デバイスを展示していたスゴイラボさん。構えてパンチすると爆音と光で盛り上げてくれるグローブがめっちゃよかった。光る鳴るは正義!

モチベーションがクソ上がる

  • 色んな人から意見をもらえるので,次はこういうの作ろう!!とモチベーションが上がる
    • ポジティブな意見だけじゃないのもいい.私の作品で言えば,TikTokフィルダーと何が違うんですか?と聞かれた.自分の顔らしいイラストになるんですよ!と説明した
  • 色んな人に作品を説明しなければならないので,話す訓練になる
  • 絶対に人に見せなきゃいけないので,MakerFaireに合わせて作品の作りこみ度合いが2段階くらい上がる

展示の反省

  • 色んなすごい作品が無数にあるので,見た瞬間にすごい!面白い!と思わせるインパクトが必要だと思いました.
    • そういう意味でARグラスでの体験以外に,デスクトップPCのモニターで見せられる体験も用意しておいてよかった
  • 刺さった人には早口で議論できまくる一方,ギャルゲーって言ってもなんのことか知らない人ももちろんいるので,お客さんの興味に合わせた説明の度合いが必要だと思いました(早口説明しまくってひかれた)
  • 2日間デモに耐えうる作品にしなきゃいけない
    • ARグラスに搭載したラズパイが熱暴走して展示中何回も落ちた. ヒートシンクかファンをつける必要がある.
    • 一度何らかのトラブルで動かなくなっても電源を指し直せば復活する等,復帰しやすい状態にするのも大事
    • 家でデバッグしていたため、同時に顔認識できるのはひとりまでにしてたんですが、顔認識の複数人数対応は必須でした。友達と一緒に顔を変換してほしいという要望が多かったです。

まとめ

いろんな作品を見て刺激をもらい、自分の作品を見せていろんな意見をもらえ、最高の2日間でした。

集合写真
また絶対出展しよ~