善悪の彼岸

社会人5年目、ものづくりと哲学と研究が好き

身体拡張研究の方向性

私は何を目的に身体拡張研究をしてるんだろう?すなわち何のために能力を拡張するのかという命題である。かなり私はそこに本音ではない引っ掛かりを感じている。なんか自分を誤魔化している気がする。私は必要な情報を必要なだけ得られる世界にしたい気がする。自分を研ぎ澄ますような感じ?そういう意味でポメラみたいな人間になりたいのかもしれない。超シンプルで一つの機能しかない。物凄くなにかの感覚に特化した人間。無茶苦茶にいろんな能力を拡張して行っても面白みがない気がする。それよりも一つの感覚を超鋭敏にして、全く新しい何かを体験する、みたいな方がやりたいかも。そういう意味で聴覚拡張はいいね。聴覚を必要なぶんだけ遮断することで集中する的なね。100km先の針の音を感じることができるみたいなね。そういうのがやりたいな。そういう感覚の深化を視覚に置き換えたらどうなるだろうか?前にいる人の顔の皺の奥の奥まで詳細に見えるみたいな?嬉しくないなぁ。なにか集中してみたいもの以外を全く見えなくする(他のものをブラックアウト)するとか?それは結構面白いかも知んない。例えば人だけを世界から抽出して視覚に投影するとか?名付けて「もうお前しか見えないよグラス」。ええやん、面白そう。なんにしてもゴテゴテと情報を付け加えるというよりは必要な情報を抽出して目立たせるって方向でやりたい気がしている。