私は自分で考えたことを文章にするのがとても苦手である。 考えているときは素晴らしいと思うのだが、タイピングするうちに「これが言いたかったわけじゃないんだけどな...」「何か言いたいことと違うな」ということがとても多い。 それに比べて誰かと話しているとき（発話しているとき）は割と考えがまとまっているなと思うことがよくある。 これを利用してChatGPTの文字起こしによるブログ執筆を試みてみたところ、とても快適にブログを書けるようになったので紹介したい。
どういう人におススメか
私の場合は脳内の言葉を文章に変換して打ち込む部分にかなり欠陥がある気がしている。言いたいことをタイピングしていると、すぐ思い出せないワードにぶちあたり、「あれこの概念なんだっけ？」と思い出そうとしているうちに、言おうと思っていたことを忘れてしまうのだ。それに比べて、言いたいことを喋るときは、思い出せない言葉を別の言葉に置き換えることができるため、スラスラ喋れる気がする。また、私は文章を書く上で接続詞を考える事のがとても苦手なのだが、これも喋ることによってスラスラ出てくるように感じる。 喋り続けるために、接続詞が自然と口をついて出てくるからかもしれない。総じて、私のようにワーキングメモリが弱いタイプは音声によるブログ執筆を試してみるといいのではないかと思う。
では具体的な方法を説明していく。
トピックを決める
まずは書きたいことのトピック（見出し）を決めていく。 これは詳細な文章ではなくて記事の中で言いたいことをいくつか書き出すだけで良い。 私はいつも1記事に対して4,5個のトピックを考える。また、「これだけは言いたい！」ということも一緒にメモしておく。
トピックが決まらない場合は、このステップを省略して、いきなりChatGPTに言いたいことを喋っていってもいいかもしれない。試しにトピック決めないでタイトルだけ決めて書いてみたが、とりあえずしゃべって後でトピック名を考えるのでも意外といけた。
ChatGPTの音声文字起こし機能で話す
次にそれぞれのトピックについて自分が考えたことを ChatGPTの音声文字起こし機能を使って文字起こしをしていく。
一度に一気に音声変換をしようとすると、最後の方の文字変換がされないことがあるので、大体2,3分くらい喋ったら一度変換するようにしている。変換した文章はブログの下書き画面にガンガンコピペしていく。
やってみるとわかるが、話している途中でどんどん別のことを喋りたくなったり、新しいトピックが思い浮かんだりするので、そのような場合は、適宜ブログの下書き画面にトピックと内容を追加していく。
決めたトピックの分だけ喋り終えると、雑でもそれっぽい文章が完成する。この前料理しながら、この方法で文字起こしをしていた時は、１０分で１２００文字くらい文章が書けた。何かやりながらブログを書けるというのもこの方法のいいところである。
体裁を整える
最後に、できた文章を読み直す。通して読んでみると、このトピックはこのトピックの次に来た方がいいなということに気づけるので、トピックごとの順番を変えていく。また、読み返すとこっちの言い回しの方がいいなぁというのも気づけるので修正していく。また、このタイミングで図や写真も追加していく。
この体裁を整える作業は、個人的にPCで行うのが効率がいいと思う。
やってみた結果
この記事も音声文字起こしで電車の中で30分くらい喋って、あとでPCで20分くらい修正して完成した。（フランスだと電車内で電話してる人たくさんいるし、誰も日本語分からないので恥ずかしくない！）
正直今までよりも格段にブログを書くスピードが上がった気がする。また、全需室した通り、この方法だと何かしながら記事が書けるのが最高である。（私の場合、歩きながらや走りながらのほうが考えがまとまることが多い）
今はChatGPTの文字起こしが優秀だからChatGPTで文字起こし→ブログにコピペってやってるけど、Notionとかで直に音声文字起こししてブログ書けたら更に楽だろうなぁ。（もう既にあるかもだけど）
更にChatGPTを活用して、トピックだけ与えて一瞬で文章を出力するみたいなこともできるんだろうが、 なんとなくAIが作った文章ってわかるし、この人AIで文章を作ってるんだなって気づいた瞬間に、 一気にその人のブログを読むモチベーションが下がるので、今のところ私はやっていない。
ぜひ一度お試しを！
