善悪の彼岸

ノリと勢いでフランスに来たエンジニアが個人開発や好きな哲学、フランス生活について書くブログ。週2更新。

哲学

描きたいから描く、作りたいから作る

以前紹介した「自意識(アイデンティティ)と創り出す思考」にも書かれていたが、やはり「描きたいから描く、作りたいから作る」ということが大事なのではと思った。その行為自体を目的化することによって、 目的と手段が一致しているので、その作業をやり続…

小坂国継著「西田幾多郎の思想」要約 ④近代日本の哲学と「善の研究」

前回の「否定の論理」に続いて、今回は、そもそも日本において哲学がどのように始まったのか、その中で西田幾多郎の「善の研究」はどのような影響を与えたか、というところをまとめてみた。 西田幾多郎の思想 (講談社学術文庫 1544) 作者:小坂 国継 講談社 A…

小坂国継著「西田幾多郎の思想」要約 ③否定の論理

前回の「無の思想」に続いて、西田哲学の否定の論理についての部分を要約してみたが、短い割にマジで内容が難しく要約というよりコピペになってしまった部分が多かった。 読んだ本↓ 西田幾多郎の思想 (講談社学術文庫 1544) 作者:小坂 国継 講談社 Amazon 【…

小坂国継著「西田幾多郎の思想」要約 ②西洋における有の思想と東洋における無の思想

前回の二元論の否定に続いて、西田哲学の根本に有る「無の思想」についての部分を要約してみた。 読んだ本↓ 西田幾多郎の思想 (講談社学術文庫 1544) 作者:小坂 国継 講談社 Amazon 【3つのポイント】・西洋における有の思想と無の思想・西洋における無と東…

小坂国継著「西田幾多郎の思想」要約 ①二元論の否定

概要 西田幾多郎は日本の代表的な哲学家でわたしも「善の研究」は読んだことがあるが、他は難しすぎて手が出ていなかった。(ぶっちゃけ「善の研究」もよくわかってない。雰囲気で読んだ)最近、小坂国継の「西田幾多郎の思想」という本を読んでいて、これが…

絶望の中に生きるのが面白い【岡本太郎の「自分の運命に楯を突け!」を読んだらマジで最高の一冊だった】

お久しぶりです。 最近はコロナになって寝込んだり、一週間くらいスマホ漬けで引きこもったりしつつもフランス渡航に向けてビザが取ったり、語学学校申し込んだり、ソフトウェア開発の仕事を細々と続けてたりしました。 さて、いよいよ9月1日にフランスへ…

「メンタルは技術」という風潮は人間のロボット化を招きそう。

大谷選手がインタビューでかっこいいこと言ってた。「メンタルは言い訳にしたくない。そこも含めて技術だと思っているので」とのことである。かっこいい。 column.sp.baseball.findfriends.jp それに対してXではこんなポストがバズってた。 昨日の大谷さんの…