善悪の彼岸

社会人5年目、ものづくりと哲学と研究が好き

ATOM EchoにGPSユニット(AT6558)を繋げて動かそうとしたら死ぬほど苦戦した件

ATOM EchoにGPSユニット(AT6558)を繋げて、シリアル通信でGPS情報を取ってこようとしたところ、ATOM Echoがリセットしまくるという問題が起きて死ぬほど苦戦した。 ATOM EchoとGPSユニットを繋げようとしてる人はあんまり見つからなかったので、備忘録として残す。

やろうとしたこと

接続図

上記のようにATOM EchoからGrove端子を使ってGPS Unit(AT6558)を繋げて、UART通信でGPS情報を入手して、シリアルモニターに表示させようとした

起きた現象

  • M5 Stackの公式からサンプルコードを引っ張ってきて、ディスプレイに関するコードを消して実行したところ....
#include <M5Unified.h>

HardwareSerial GPSRaw(2);


void setup() {
    M5.begin();
    M5.Power.begin();
 Serial.begin(9600);
    GPSRaw.begin(9600);
}

void loop() {
    // put your main code here, to run repeatedly:

    if (GPSRaw.available()) {
        int ch = GPSRaw.read();
        Serial.write(ch);
    }
}
  • 以下のようなエラーメッセージが多発した。ATOM Echoが立ち上がってはリセットしている模様。
rst:0x8 (TG1WDT_SYS_RESET),boot:0x13 (SPI_FAST_FLASH_BOOT)
configsip: 188777542, SPIWP:0xee
clk_drv:0x00,q_drv:0x00,d_drv:0x00,cs0_drv:0x00,hd_drv:0x00,wp_drv:0x00
mode:DIO, clock div:2
load:0x3fff0030,len:1184
load:0x40078000,len:13232
load:0x40080400,len:3028
entry 0x400805e4
ets Jun  8 2016 00:22:57

rst:0x8 (TG1WDT_SYS_RESET),boot:0x13 (SPI_FAST_FLASH_BOOT)
configsip: 188777542, SPIWP:0xee
clk_drv:0x00,q_drv:0x00,d_drv:0x00,cs0_drv:0x00,hd_drv:0x00,wp_drv:0x00
mode:DIO, clock div:2
load:0x3fff0030,len:1184
load:0x40078000,len:13232
load:0x40080400,len:3028
entry 0x400805e4
ets Jun  8 2016 00:22:57
  • ATOM EchoがGPSユニット分の電力を供給できずリセットしまくってるのか?とか考えたけど違った。

原因

  • 公式のサンプルではM5 Stack Coreを使っているが、今回はATOM Echoを使ってるのでRXD,TXDのピンを指定してあげなければならなかった。
  • なのでシリアル通信の設定をしているところを以下のように変えた。
GPSRaw.begin(9600,SERIAL_8N1,32, 26);
  • GPSユニットとATOM EchoをGrove端子で繋げるとTXD=32ピン、RXD=26ピンに繋がるので、第3引数(RXDピン)を32, 第4引数(TXDピン)を26にしてあげる。実際の接続とは逆なので注意!私はそこに気づかず3時間溶かしました。

結果

  • 動いたコード
/*Press button to record,released button to playback*/

#include <M5Unified.h>

HardwareSerial GPSRaw(2);


void setup() {
    M5.begin();
    M5.Power.begin();
    Serial.begin(9600);
    GPSRaw.begin(9600,SERIAL_8N1,32, 26);
}

void loop() {
 
    if (GPSRaw.available()){
        int ch = GPSRaw.read();
        Serial.write(ch);
    }

    delay(100);
}
  • 上記のコードを書き込んでやるとシリアルモニターに以下のような形でGPS情報が表示された。解決。
$GNRMC,101228.000,V,,,,,,,150224,,,,,,,,,,N*2E
$GNZDA,101247.000,15,02,2024,00,00*4B
$GPTXT,01,01,01,ANTENNA OPEN*25
$GNGGA,101248.000,,,,,0,00,6.1,,,,,,*41
$GNGLL,,,,,101248.000,V,N*6A
$GPGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,8.6,6.1,6.,,,,,,,N*2E
$GNZDA,101302.000,15,02,2024,00,00*4B
$GPTXT,01,01,01,ANTENNA OPEN*25
$GNGGA,101303.000,,,,,0,00,6.1,,,,,,*4F
$GNGLL,,,,,101303.000,V,N*6SA,A,1,,,,,,,,,,,,,8.6,6.1,6.0*3F
$BDGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,8.6,6.1,6.0*2E

感想

  • まーじでしょうもないところで一日を無駄にしました。精進。

人がやることのない世界のアンチテーゼとしての研究

最近のAIの進展を見ていると、行き着く先は人がやることのない世界だと思う。

 

絵を書いてもいいけど、AIのほうがうまい。曲を書いてもいいけどAIのほうがいい曲を書く。肉体労働もAIに置き換えられるのは時間の問題である。

 

「人間がやる意味」がなくなった世界で人間が何をやるのか?個人的にはAIがなんでもできるからこそ「書くのが楽しい」「歌うのが楽しい」「体を動かすのが楽しい」みたいな他人との競争というより、やる側の楽しさが注目されるんじゃないか?と思う。

 

キャンプとかがこれだけ流行ってるのも「自分が楽しい」というところが着目されてるからな気がする。

 

AIによる自動化かま進めば進むほど、アンチテーゼとしてこういう機運は高まる気がしている。

 

そして私は開発や研究を通して、そういう「人間の喜び」を高めるみたいなことをやっていきたいと思っている(思ってるだけで最近取り組めてないけど...)

兵庫県西宮市から埼玉県入間市に引っ越してきました

会社辞めて住んでいた兵庫県西宮市夙川から埼玉県入間市に引っ越してきました。

 

3年間住んだけど、まじで西宮最高でした。

 

機会があればまた住みたい。絶対住みたい。大学院のとき、関西行くなら兵庫住んでみたいな〜と思ってたけど実際兵庫(西宮)は本当に住みやすかった。電車も混まないし、家賃も東京に比べて安いし、飯もうまい。美味しいパン屋も多い。梅田も三宮も近い。海も山も近くてランニングが楽しい。美味しいラーメン屋が少なかったのが唯一の難点。

 

 

↓よくランニングしてた夙川。5月に鯉のぼりが掛かってたとき。鴨がたくさんいる。



↓同じくよく走ってた西宮浜。朝は近所のわんこが集まる。




 

↓最寄りのさくら夙川駅から見える六甲山

 

最終出社日の次の日が引っ越しだったのでめちゃくちゃバタバタでした

 

↓引っ越しの前の日。絶望



 

アート引越センターにお願いしたんだけど、親切だし対応も細やかでまたお願いしたいと思いました。

 

というわけでなんとか搬出作業を終え、さよなら、さくら夙川して

 

埼玉県入間市

 

仏子駅なんもねえ。



 

↓引越し先のおばあちゃんの家(誰も住んでない)



 

↓荷物を詰め込みすぎて何も取り出せん。先に取り出したいものは段ボールにその旨を書いておくべきだった。



 

なんだか時間の流れがゆっくりで(年末だからか?)ニート生活(仮)が捗りそうである。

 

退職する前に、一緒に飲んだ前の職場の上司に、毎日日記をつけろと言われた。無職期間中は話し相手が少なくなるだろうから日記帳を話し相手にしろとのこと。あとスマホに書くのではなく手書きでかけと。書く速度で考えられるからいいぞとのこと。

 

というわけで「ほぼ日手帳」を買った。

https://www.1101.com/store/techo/about/

 

↓こんなかんじでほぼ日記帳な手帳。毎日1ページ書き込める



 

確かにPCとかスマホで日記書くと、色んなところに情報が散らばりがちになっちゃうけど(まあやりようはあるだろうが)、絶対この日記帳に書く、とすれば一元管理できていいのかもしれん。ブログの内容は日記帳から転記すればいいし。

 

なんか丁寧な暮らし!?っぽくていいな!?APEXだらけの堕落した無職生活におちないようにしたい(フラグ)

サイバーパンク2077のDLCの続きもやりたい。まーじで神ゲー

 

 

 

 

 

 

 

 

無職になります

12/31をもって、某大手電機メーカーを退職して無職になります。新卒入社から5年半で働いてきましたが退社します。すでに12月1日から有給消化に入ってます。

なぜ無職になるのか

海外博士進学(おもにヨーロッパ)を目指します。私は修士でARの研究をしていたんですが、そこらへんの続きとして、どこかでHCI系で博士課程に行きたいな~と思ってました。社会人博士も考えたんですが、なかなか勤務と並行して博士を取るのが時間的に厳しそう(私の場合は仕事は大学院で行きたい方向と別のことをしている)なのでやめました。3年間ちゃんと時間を取って研究するほうがいいかなと。あと、国内だとお賃金がでない+社会的な価値としても微妙なところなのでとりあえず国外目指してみるかという感じです。普通はちゃんと行き先を見つけてから退職すると思うんですが、実際に研究室を見学してから行く先決めたいなとか、それだと働いた状態で探すのきついなとか諸々考えて、見切り発車で辞めちゃいました。。。

何したいの?

chamekichi.hatenadiary.jp

ここらへんにも書いたんですが、テクノロジーを使って、「できないことができるようになる喜び」をサポートしたいなと思ってます。昨今生成AIの隆盛で、「そもそも絵をかいてもAIのほうがうまい」とか「俺ごときが今更何やっても上には上がいるから無駄」みたいな風潮が蔓延してると思います。けど、そもそも「描くのが楽しい」「体を動かすのが楽しい」から絵をかいたりスポーツに熱中するのであって、人間の道具であるAIやSNSがそういう喜びを奪うのはなんかおかしいよなぁという気がしています。ただ、そういう自分の喜びを奪う情報は周りから無制限に入ってくるので、そういう絶望感を振り払って、各々が自分らしく自分の能力を拡張していくことをテクノロジーを使って助ける、みたいなことをしたいなぁと漠然と思っています。今特に注目しているのはDiminished Reality技術です。なんかそういう外界の余計な情報を視覚や聴覚から消してやればいいんじゃね?みたいなことを思ってちょくちょく開発してます。

なんで博士課程?

こういうことをやっているベンチャーへの転職を目指すみたいなのもアリかなと思ったんですが、まずは3,4年ちゃんと自分の興味を突き詰めてみるみたいな期間があるといいなと思っており、博士課程を目指してみることにしました。そのあとに、ベンチャーで働くとか自分で起業してみるとかできたらいいな~と思ってます。

今後

2,3月に奥さんと一緒にフランスに渡ってヨーロッパ中心に博士課程の受け入れ先を探します。奥さんがちょっとフランス語喋れるのと、去年パリに行って、比較的外国人が住みやすそうだったので。 ただ、今の家の荷物を全部持っていけないので一旦だれも住んでない祖母の家に荷物を置かせてもらうために12月末で関西から関東に引っ越します。

無職になってみたデメリット

という感じで勇ましく会社を辞めてみたものの、無職生活は思ったよりキツイです。

別に誰も何も強要しない

  • 当たり前だが誰も何も強要してくるわけではないので、根が怠惰な私は油断するとどこまでも堕ちる気がしてます。
  • なんとかちゃんと朝起きてちゃんと人間らしい生活をするように心掛けないと博士課程どころかこのままニート&ホームレスの可能性まで感じてます。

人と話す機会が減る

  • 会社だったら仕事があるので他の人と無理やり話す機会があるし、ちょっと疲れたらTeamsで雑談みたいなこともすぐできましたが、無職になると妻以外としゃべる機会がほとんどなくなります。
  • 誰かと会話している中でアイデアが浮かぶみたいなことが私は多いのでAIと壁打ちできるか模索中です。

社会に対して貢献することができない

  • なんかこう思ったよりも「仕事をしている」という状況が自分の精神衛生にめちゃくちゃいい影響を与えていたというのを実感してます。
  • 仕事がないと自分がやった何かで他人が喜んでくれるみたいな機会もほとんどないので、本当に生きててええんか?みたいな心境になります。
  • ここらへんを小さなお子さんがいる会社の女友達に話してみたら「自分も産休、育休の時同じこと思ってたわ」と言っていて、働いてから専業主婦になった方とか長期の育休に入った方にはあるあるな話らしいということがわかりました。

健康保険と年金がたけえ

  • くそたけえ。会社ってこんなに負担してくれたんやな。まじすげえ。

無職になってみたメリット

時間がクソある

  • 読みたかった本とかやってみたかった開発とかいくらでもできる
  • ただ、永遠にスマホいじって一日を終えることもできるので、自制心が何よりも大事

全ては自分次第

  • よくわからない会議とか雑用をやる必要が殆どありません。
  • 時間はあるので何でもできます。新海誠は無職期間中に作ったほしのこえがバズってアニメ監督への道が開けました。
  • 強烈な自制心と目的意識があれば持てる時間をフル活用して何かを成し遂げることは可能だと思います。マジで自分との戦い。

まとめ

というわけで無職状態がかなり精神に厳しいことが分かったのでさっさと博士課程でもなんでも見つけて社会復帰したいと思います。

燃えるゴミ

なんかこう,自分の人生を振り返ってみて,大した成果を出せていないのは何故だろうかと考えてみると,いっつも目の前のことに集中できてないからなんじゃないかと思い始めた.

 

もともとめちゃくちゃ興味が分散するたちなので,目の前のことだけに集中して終わらせるみたいなことが苦手だ.すーぐネットサーフィンしたり,関係のないことを考えてしまう.

 

日々のタスクよりもっとマクロに見ても同様.修士で研究に集中しなきゃいけないのにあんまりうまくいかず,モノづくりに逃避したり,大学受験に集中しなきゃいけないのに謎に小説を読むのにハマって,結果浪人.大学の勉強しなきゃいけないのにオンラインゲームにハマって留年等,私の人生そんなんばっかりである.逃避した先で得た経験が貴重なものなこともあるが,基本的に本筋がうまくいってないときに逃避した先のことがうまくいっても精神衛生はよくならない.何かを達成するために余計なものを我慢するみたいなことが徹底的にできない.

 

あとよくあるのは,目の前のことが達成できていないことに不安を感じて,失敗した場合にどうなるか調べ続けること.失敗した場合のことを考える暇があったら失敗しないように頑張ればいいのに,失敗したケースばかり心配して何もしなくなってしまう・・・

 

全体的に振り返って,私には勇気が足りないし覚悟も足りないし自制も足りない.

 

という現実逃避の日記

 

Teamsと村的価値観について

最近この対談を見た。

 

 

 

この対談めっちゃ面白かったんだけど、その中で東さんと成田さんが未来を予測するみたいなとこがあって特に面白かった。

 

成田さんは、このまま技術が発達すれば、AIによって重要な意思決定が行われ(政治とか)、人間はその観測者として生きるだろうみたいなことを言っていた。それに対して東さんは、人間は誰に責任があるか?すなわち裏で人間が決定していることを求める生物なので、そういうAIによる決定という仕組み自体を人類が拒否するんじゃないか?みたいなことを言っていた。

 

んで、結論としては楽観的に技術が使われる未来像じゃなく、こういう人間の特性や限界を議論したほうがいいんじゃね?ということだった。

 

個人的には東さんの意見に賛成で、どんなテクノロジーが発明されてもそれを使うのが人間である限り(なんかこうめっちゃ身体拡張されて脳みそ弄られてるとかでない限り)いつの時代も似たような使い方しかされないし、需要は変わらないんじゃね?という気がする。

 

私は組合の役員をしており、会社の中でコミュニケーションを活性化させるためにはどうすればいいか?みたいな話をするんだけど、その中でTeamsみたいなチャットツールが導入されて、テレワークが可能になった結果社員同士のコミュニケーションが減ってるみたいな意見が必ず出てくる。(だから、もっとリアルのイベントを金かけてやろうみたいな話になる)あとは、Teamsみたいな文面だけのツールだと温かみがないとか。

 

そういう意見を聞くと、別にTeamsもうまく使えばコミュニケーションはリアルと同様に活性化するんじゃね?という気がする。さっきの東さんと成田さんの対談の結果からすれば、結局私達がコミュニケーションツールに求めてるのって、仮想の村的なもの何じゃねえかという気がする。

 

もしTeamsを架空の村的なものだと想像すると面白いなと思った。例えば、よく30人くらいのチャットグループで、誰か個人にメンションすることがあるけど、それってむらの広場に30人集まった状態で、拡声器使って「〇〇さんこれはどういうことですか?」みたいに叫ぶのに近い。それに対して個人にメッセージを送るのは、その人のところまで歩いていっておしゃべりする感じだ。

 

よくこう、コミュニケーション活性化!と言って雑談ルーム的なチャネルを作ってみたりするのだが大体だーれも書き込まない。それもなんか村的に考えると納得できて、雑談場所みたいなところが区切られてて、みんな外からガラス越しに見えるみたいな感じだ。そりゃまあ書き込まないわな。だいたい雑談って、特定の場所でするもんじゃなく、自然発生的に何かの用事のついでにするもんだ。それよりも完全に部外者のアクセスを排したそこそこ属性の近い少人数グループをいくつか作る方がコミュニケーションは活性化しそうだ。(中学校の班分けのイメージ?)

 

こうやって仮想的な場を提供するツールを使うときは、物理的な空間に置き換えて対応付けて考えてみると、もうちょっと上手くバーチャルなコミュニケーションが取れる気がした。

 

更には、Teamsのようなツールをもっと、村的なコミュニケーションを促進するような設計、使い方ができると、インターネット上でより温かみを感じるコミュニケーションができるんじゃないだろうか。例えば、似たような雑談をしている人たちを程よく混ぜるグループを自動生成するとか、似たような話をしているグループを遠巻きに眺められるようにするとか。

 

何にしても私達が人間である限り、村的なコミュニケーションを求めてるのは間違いない気がする。

 

ここらへんはメディアの進化にも言える気がして、昔は新聞やテレビで万人が同じものを見ていたが、現在はYouTubeなどで自分の好みの動画を選択するようになってる。全国民にむけて同じものを放映して、同じものをみんなが見るなんて状況が特殊なのであって、村的価値観で言えば小規模な集団が群生している方が自然だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかもっとふにゃっと人生を選択していっていい気がするという話

なんかこう,人生の選択ってあんまり深く考えすぎずに,「なんとなくこっちの方が面白そう」みたいな選択で選んでいってもいいんじゃねえかという気がした.

 

よくいろんな起業家やらアーティストやら経営者の経歴みたいなのを見るんだけども,そういう人たちってものすごい一貫した人生を送っているように思えて,都度都度の選択を見ていくと,「なんとなくこういう世界になっていきそうだったから」みたいなのとか,「普通に会社が合わなかった」とか結構共感できるしょーもない話が多い.

 

あとで振り返って,彼らがとても洗練された経歴を積んだように見えるのは,そういう”なんとなくだけど自分の直観に従った選択”を積み重ねていった結果,自然と人生がそういう方向に行って,周りがそれを都合よく解釈してるだけなんじゃないか?

 

「こういう目的があるので〇〇という手段しかないと思い,計画的に〇〇年で〇〇しました!」みたいなのってあんまり聞かない.そういうこと考えても未来がどうなるかなんてわからないし,自分が考えられることなんて限界があると思ってるからじゃないだろうか.

 

逆に,「なんとなくやばい感じがする」のを放置しないのも大事で,やばさを感じたら環境に執着せずさっさと抜け出すことが大事な気がする.

 

そこの「なんとなくよい」「なんとなくヤバイ」を敏感に感知していって自分の環境を変えたり,積極的に選択していくことで,後で振り返ったときに納得できる人生を構築できるんじゃないかという気がしている.(自分を奮い立たせるために言ってる部分も大いにある)