善悪の彼岸

社会人5年目、ものづくりと哲学と研究が好き

sfpとlalalarksについて

school food punishmenは無敵のバンドだった。(定期)


ずっとスター状態で何もかも吹っ飛ばしていくマリオみたいな。


編曲の江口さん、キーボの蓮尾さんの計算し尽くされたサウンドと内村さんの抽象的で希望に満ち溢れた歌詞がとにかく最高だった。


子供が遊んでるようにAメロBメロは跳ねまくってるだけど、サビで一気に突き抜けるあの感じ。各パートが好き勝手やって下手したら何もまとまらずぐちゃりそうなのに俯瞰で聞くと謎の統一感が出てる。バランス感覚がとてもいいバンドなんだなという。とくにlight prayerはoff vocalで聞いても最高。


何回聞いても新たな発見があるし、飽きないんすよね。



対して現在内村さんと江口さんがやってるlalalarks。

なまもの感が増した。

無機物から有機物になった。


今まで半端なくスマートにきっちりだけど突破に駆け回ってたサウンドが、より一体感が増してバンドサウンドになった。一曲としてのまとまりが強くなった。悪く言えば楽器の個性は薄れたと思う。


内村さんの歌詞もsfp時代は一節一節を切り分けて単語を繋げて、節ごとに抽象度の高い言葉を紡ぐキラキラした感じだったのに対し、lalalarksではより自分の人生を見つめてストーリー性のある歌詞になっている。一度はsfpで掴みかけたメジャーへの道を下りて、1から始める決意と葛藤が伝わってくる。loopとかハレルヤとか恋愛ソングも書いてみるんだけど真面目さが滲み出ちゃうの好き。歌詞の内容に対してすごい納得できるし好きだけど、sfp時代のとっぴで何もかもはねのけて行くような歌詞の方が好きかな。


内村さんはsfp時代より楽しそうにバンドをしてるし、いつまでもライブを続けて欲しいけど僕はまたsfpの輝きを見たくなってしまうんだよなあ。