他の哲学書を読んでる中と実存主義という言葉がよく出てくるし実存が云々カンヌンという文をよく見るのだが、実存主義ってなんや?と思い調べてたらこの本が出てきたので読み始めた。
人間生活を万能にする教えてあり、また一面、あらゆる真理、あらゆる行動は、環境と人間的主体性をうちにふくむと宣言する教え
らしい。
まだ半分しか読んでないけど、私の理解では、「人間の行動は、その原因となった環境を自分で選んだこと、他人からの言葉を受け取って影響を受けたことも含めて、すべて本人の責任である」という教えなのかなと思った。(かなりマッチョな考えである。)
ニーチェの言う「超人」にも似ているけど、性質が人間の価値を決めるのではなく、行動が人間の価値を決めるということだと思う。例えば「親ガチャ」と言って、自分の境遇を嘆くばかりじゃなく、「親ガチャ」は事実だがじゃあ自分はどうするか?を考えろということだろう。
そうやって自分に責任を持つことをサルトルは「アンガジェする」と言っている。
よって、なるべく期待も絶望もせず、自分の行動のみによって希望を叶えていけ!ということらしい。
夢や期待や希望は、人間を、裏切られた夢、挫折した希望、無益な期待としてていぎさせるにすぎないこと。すなわちそれは人間を積極的にではなく消極的に定義するものであることを人々に理解させるのである。
ここらへん、最近自分が考えていたこととも一致して嬉しくなった。やっぱ自分がふと思いついたと思ってることも本を読むという行動によって規制されてる感ある。
https://chamekichi.hatenadiary.jp/entry/2023/07/06/092842