4日目のモンサミシェルを経て、5日目はレンヌから海沿いの街であるサン=マロに向かった。
今回の旅のテーマの一つとして、ヨーロッパの港町が見てみたい!というのがあり、ル=アーブルもその一環として訪れたのだが、このサン=マロもフランスの有名な港町らしいと聞き、選んだ次第である。よくわからんけど、海賊の街と言われているらしいということだけ調べてから行った。
レンヌを軽く観光
ここまであまりレンヌを観光していなかったので、5日目の午前中は軽くレンヌを観光してから行こうということになった。まず、現地の人たちがよく魚や野菜を買いにいくというラ・クリエ中央市場に行ってみた。
屋内にある市場で、魚や野菜、チーズ・お肉などたくさんの食材が売られていた。小さなイートインスペースがあり、そこで大きな牡蠣が10個くらい盛られたプレートをビール片手に食べてる人たちがいて羨ましかった。
そこまで大きな市場ではなく30分ほどでまわれると思う。
そのあとは、レンヌ駅近くのブルターニュ博物館(無料)に行ってみたのだが、なんとその日が祝日であり、閉館していた。入口の自動ドアが開かないのであたふたしていると、いかつい黒人のお兄さんたちが「ferme!(閉まってるよ!)」と教えてくれたのだった。こういうぶっきらぼうな親切さはとてもフランス人らしいなと思う。
TGVでサン=マロへ
サン=マロへはレンヌ駅からTGV(フランスの高速鉄道)で向かった。初めてTGVに乗ったが、聞いていたよりも座席が綺麗でとても快適だった。
座席は全席事前予約制である。ちなみに改札に入るのにもQRコードのタッチ等は必要なく、サン=マロの駅を出るまで一回もチケットの確認などはされなかった。ぶっちゃけ無賃乗車もできそうだが、ここらへんもフランスのテキトーさが出ている気がする。基本性善説でまわってるというか、多少悪いことをするやつはいるかもしれないけどまぁ、しゃーないっしょ、確認だるいし、みたいな開き直りを感じる。
サン=マロに到着
40分ほどTGVに乗って無事サン=マロに到着した。事前にサン=マロについてなんにも調べていなかったので、ル=アーブルのような小さな港町を想像していたが、駅前は案の定そんな感じだった。
とりあえずホテルにチェックインした。
荷物を置き、海の方に歩いて向かった。どこまでも倉庫が続き、あまり面白味はない。
正直来る場所間違えたかなと思った瞬間、彼方に巨大な水上都市が現れたのである。
次回、サン=マロ編。