善悪の彼岸

ノリと勢いでフランスに来たエンジニアが個人開発や好きな哲学、フランス生活について書くブログ。

フランス西側周遊貧乏旅⑤~プチレンヌ観光からのTGVで港町サン=マロへ~

4日目のモンサミシェルを経て、5日目はレンヌから海沿いの街であるサン=マロに向かった。

サン=マロはレンヌから北に50kmほどのところにある港町である.

今回の旅のテーマの一つとして、ヨーロッパの港町が見てみたい!というのがあり、ル=アーブルもその一環として訪れたのだが、このサン=マロもフランスの有名な港町らしいと聞き、選んだ次第である。よくわからんけど、海賊の街と言われているらしいということだけ調べてから行った。

 

レンヌを軽く観光

ここまであまりレンヌを観光していなかったので、5日目の午前中は軽くレンヌを観光してから行こうということになった。まず、現地の人たちがよく魚や野菜を買いにいくというラ・クリエ中央市場に行ってみた。

ラ・クリエ中央市場。野菜や魚・チーズ等が所狭しと並んでいる

屋内にある市場で、魚や野菜、チーズ・お肉などたくさんの食材が売られていた。小さなイートインスペースがあり、そこで大きな牡蠣が10個くらい盛られたプレートをビール片手に食べてる人たちがいて羨ましかった。

そこまで大きな市場ではなく30分ほどでまわれると思う。

 

そのあとは、レンヌ駅近くのブルターニュ博物館(無料)に行ってみたのだが、なんとその日が祝日であり、閉館していた。入口の自動ドアが開かないのであたふたしていると、いかつい黒人のお兄さんたちが「ferme!(閉まってるよ!)」と教えてくれたのだった。こういうぶっきらぼうな親切さはとてもフランス人らしいなと思う。

 

朝のレンヌ。パリと違って全然人がいない。ガチ石畳なので油断すると転びそうになる。

TGVでサン=マロへ

サン=マロへはレンヌ駅からTGV(フランスの高速鉄道)で向かった。初めてTGVに乗ったが、聞いていたよりも座席が綺麗でとても快適だった。

欧米人基準で作ってあるからか、前の席との感覚が広めでよい。

テーブルもクソでか

 

スーパーで買ったお菓子を食べた。フランスのビスケットは安くてもうまい

座席は全席事前予約制である。ちなみに改札に入るのにもQRコードのタッチ等は必要なく、サン=マロの駅を出るまで一回もチケットの確認などはされなかった。ぶっちゃけ無賃乗車もできそうだが、ここらへんもフランスのテキトーさが出ている気がする。基本性善説でまわってるというか、多少悪いことをするやつはいるかもしれないけどまぁ、しゃーないっしょ、確認だるいし、みたいな開き直りを感じる。

サン=マロに到着

40分ほどTGVに乗って無事サン=マロに到着した。事前にサン=マロについてなんにも調べていなかったので、ル=アーブルのような小さな港町を想像していたが、駅前は案の定そんな感じだった。

 

サン=マロ駅前。ル=アーブルもそうだったが、建物がフランスにしては妙に近代的である。その理由は、第二次世界大戦のときにイギリスが空爆でぜーんぶ吹き飛ばしちゃったからである。

とりあえずホテルにチェックインした。

ホテルのエントランスにいたわんこ。大きくてもふもふ。

荷物を置き、海の方に歩いて向かった。どこまでも倉庫が続き、あまり面白味はない。

めっちゃ倉庫

正直来る場所間違えたかなと思った瞬間、彼方に巨大な水上都市が現れたのである。

なんかクソデカい街が浮いとる

次回、サン=マロ編。