善悪の彼岸

社会人5年目、ものづくりと哲学と研究が好き

負のサンクコストとやりたいことを進めることについて

私はスマホ依存症なので、高校生の時からガラケー2chまとめサイトやらニコニコ動画やらを永遠と徘徊し続け(結果浪人したし、留年した。留年は主にオンラインゲームにハマり過ぎたせいだが)、10年経って社会人になった今も2chまとめの徘徊を欠かさない(ライブドアブログランキングを1位から100位くらいまで毎日見とる)ただ最近はランニングしたり、プログラミングしてみたり以前に比べれば多少マシな生活を送れている。そこで今日はダラダラしつつもちょっと生産的なこともすすめる方法について、気づいたことがあるので書いてみる。(かなり当たり前のことな気がするが)

サンクコストとは

サンクコストとは

英語表記はsunk cost。既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用ともいう。それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼ぶ。

証券用語らしいがこのサンクコストって日々の生活にもあるなと感じる。 証券用語としてのサンクコストは、事業に対して積み上げてきた費用が惜しく、手段を変えられない、撤退できないということだと思うが、日常的にする非生産的な行動に対しても負のサンクコスト的なものがあると思う。例えば、「今日は一日中スマホ見てだらだらしちゃったから、今からちょっと勉強してももう無駄だ。」みたいな。理屈では今までダラダラしてたとしても、すこしだけでも勉強をしたらほんのちょっとは進むはずである。だが、悪い行動のサンクコストが積み重なって、動けなくなる。良くも悪くも今までの行動を引きずるという脳の習性があって、それに対する罪悪感がサンクコストを生み、次の建設的な行動への移行を邪魔するのだと考えられる。

そんなときの切り替え方について

部屋を変えたり(環境を変える)、スマホを置いて頭を勉強モードに切り替えましょう!みたいなことをよく聞くが、わたし的には部屋を変えるのも本やパソコンを開くのもだるい。結局ダラダラとスマホを見続けてしまう。そういうときは、自分的には直前までダラダラやっていた何かをやり続けながら(Youtubeを流したり2chまとめみたり)、やりたかったタスクも始めるというのが効果的だと感じる。(例えば、スマホを見ながらベットから起き上がり、PCを起動する)こうすると今までの行動は引きずっているので、次のタスクを始めるのにそこまで抵抗はない。しかも次のタスクと前のタスクと平行にやっていくのに連れて、だんだんと次のタスクに集中していく。ある程度次のタスクが軌道に乗ったら、「よし、集中してやろう」と決意して、スマホを置くというのがいい気がする。サンクコストのところでも書いたが、そんな簡単に人間の脳って状態遷移できないと思う。なので、ダメな行動を続けながらも次の行動を並行で続けて徐々に慣らしていくというのが有効であると感じる。

まとめ

スマホをいじりながらもやりたいことを少しずつ進めよう。